Linux Conference '98 Program



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■ チュートリアル

Linux Conference '98 には含まれませんが、Internet Week 98 の全参加団体が 共同運用するチュートリアルに、LBI代表の久保元治氏による『Linux サーバ 構築とセキュリティ』というタイトルを用意致しました。チュートリアルは有料 となっておりますが、昨今では Linux でインターネットサーバを立ち上げると いう組織も多くなっていることですし、Linux Conference '98 の前日という こともありますので皆様方の御参加をお待ちしております。

なお、『Linux サーバ構築とセキュリティ』チュートリアルの参加申し込みは、 Internet Week 98 のWebからお願いします。Internet Week 98 では、この チュートリアルの他、セキュリティ関連、経路制御、ネットワークプログラミング など全19タイトルのチュートリアルを揃えております。

●Internet Week 98 第3日目(12/17)
タイトル
Linux サーバ構築とセキュリティ
講 師
久保元治 ( Liunux Business Initiative代表, (株)サードウェア )
時 間
9:30〜12:30
会 場 京都国際会館 ROOM A
定 員 250名
参加料
早期割引 12,000円
通常料金 15,000円
内 容 機能、性能、安定性、経済性、柔軟性に優れ、近年急速にユーザ数を 伸ばしているオペレーティングシステムである Linux を取り上げ、イン ターネットまたはイントラネット環境のサーバ構築手法を解説します。 配布されている多くのLinuxシステムには基本的なセキュリティ機能が 含まれていますが、必ずしも十分に理解されているとは言えません。
そこで、本チュートリアルでは、セキュリティ対策に重点を置いて Red Hat Linuxによるサーバ構築の実際を説明します。
また、オープンソースモデルで発展を続ける Linux における サポート体制についても触れます。
対象者 Linuxでインターネット環境、またはLAN環境の整備を検討している企業、またはその関係者。手軽にインターネット環境を整備したいと考えている個人。


■ Linux Conference '98

Linux Conference '98 Program
9:30〜9:35
(Opening)
9:35〜9:55 『JLUG 現状と今後』(仮)
生越昌己
9:55〜11:30 ○プロジェクト/ユーザグループ 報告セッション #1
『S{PARC,uper}/Linux』
すずきだいすけ (PJE, linux-sparc-ml)
『PJE』
松本庄司 (PJE)
『Linux Japanese RPM Project について』
古澤和久 (Linux Japanese RPM Project)
『Slack + PJE + JF + α = Plamo Linux』
樋口千洋 (PlamoLinuxメーリングリスト)
『国際化されたディストリビューションを目指して』
石川 睦 (Debian JP Project)
『日本の Linux IPv6 の活動について』
楠根雄志、せきやゆうじ、岡村耕二、原田健
『Linux の日本語文書整備について』
小野 徹 (JF Project)
『X の文書の翻訳プロジェクト(xjman/jdoc)の活動について』
藤原輝嘉 (xjman/jdoc)
11:30〜12:00 『X-TT Project』
渡邊 剛 (日本イソターネット協会)

概要:
TrueType Font renderer "FreeType" と、それを X Window System に組み込んだ X-TT の登場により、windows や Mac 用として安価に販売 されている日本語 TrueType Font を X のあらゆるアプリケーションから 直接利用可能になった。PC-UNIX 環境で以前からいわれていた 「貧弱な日本語表示環境」という問題の根本は解決されたといえるだろう。 X-TT の開発の経緯と、その構造の概要、現在可能な利用方法などに加え、 今後この多様になったフォント環境をどういかしていけば良いか、どういう アプリケーションの開発が望まれるか、といった話を行う予定である。
12:00〜13:00 (昼休み)
13:00〜13:25 『大学教育研究環境における Linux大量導入の意味するもの』
〜Linuxは巨大潮流たりえるか〜』
坪内伸夫 (京都産業大学)

概要:
 京都産業大学は1999年の教育設備として、Linux/Windows NT のDual boot PC 600台を含む計700台のPCとサーバ及びネットワークを導入する。この計画に至っ た大学を取り巻く環境、構築しようとする情報教育システム及びネットワークの 概要を公式にアナウンスする。  同時に、計画推進の過程で企業に Linuxを紹介し、単に一大学に設備を納入す るだけではなく、市場ニーズの存在をアピールすると共に、企業として Linux製 品の開発・販売・サポートを呼びかけ、早期の市場への参入を提案した大学の取 り組みを、よもやま話も交えてお話しする。
13:25〜13:50 『害虫発生遠隔モニタリングにおけるLinuxの利用』
高橋勝利 ○ (北陸先端科学技術大学院大学・知識科学研究科)
弘田憲史 (NBT)
高橋文雄 (関西総合環境センター)

概要:
山中の果樹園などにおける害虫発生状況を遠隔モニタリングする システムを試作した。このシステムでは、携帯電話経由で手元の Linuxマシンから山中に設置したパームトップLinuxマシンに接続し、 昆虫誘引灯・CCDカメラ等を操作し撮影した画像を電送する。 このシステムは長期にわたって非常に安定に動作し、Linuxシステム の柔軟性と安定性を再認識する結果を得た。
13:50〜14:15 『米国ISPにおけるLinux使用の現状』
渡辺武昭 (Cobalt Networks)

概要:
米国ISPにおいて、どのような形でLinuxが使用されているのか、特に現在唯一利 益を上げることができる形態といわれている、ホスティングでの使用例、また、 従来のSUN Workstationを利用した各サーバーとの併用・リプレイスの現状につき ましてレポート致します。
14:15〜15:10 ○プロジェクト/ユーザグループ 報告セッション #2
『NLUG の活動について』
野首 貴嗣 (大王ネット/日本イソターネット協会)
『SLUG (信州Linuxユーザ会)』
堀内泰輔 (長野高専)
『LILO の活動について』
宗近 "まいパパ" 龍一郎 (LILO)
『LLUG の活動』
吉田智子、堀井友美、八田万美、片桐麻里子、柳田恵 (女性Linuxユーザ会)
『Linux/98 の現在までの状況と今後について』
藤田憲正 (Linux/98)
15:10〜15:25 (休憩15分)
15:25〜16:05 『Namazu開発物語 〜フリーソフトウェアを作ろう!〜』
高林 哲○ (日本イソターネット協会)
馬場 肇 (京都大学)
樋口千洋 (LC98実行委員長)
吉田智子

概要:
Namazuは、手軽に使えることを第一に目指した日本語全文検索システム である。GPLに従ったフリーソフトウェアとして公開されており、Linuxに おいても、Plamo Linuxでのオンライン・ドキュメントや、Doc-CDで提供 されるドキュメントの全文検索に採用されるなど広く利用されている。本 発表では Namazuの開発の経緯、および Plamo Linux, Doc-CD での応用例 を紹介する。
16:05〜16:45 パネル『Linuxアプリケーション開発の実際と展望』
・パネラー
瀧田佐登子 (Netscape Communications)
金田昌石 (オムロンソフトウェア)
・モデレータ 佐渡秀治 (金沢経済大学)

概要:
Linuxシステム用のデスクトップ・アプリケーションを開発している企業 より開発者を招き、一企業の商品として Linux 市場をターゲットとすること のメリット、デメリットを考える。特に「オープンソース」、「国際化(日本 語化)」、「ツールキット」などといったキーワードを元に議論を展開する。
16:45〜16:50 Closing


■ FreeBSD BOF

Internet Week 98期間中にFreeBSD友の会 (FreeBSDプロジェクト日本支部)主催によるBOFが開催されることが決定しま した。日程は Linux Conference '98と同日の12/18 13:30〜16:30 となっており ます。

詳細は以下のURLをご参照ください。
FreeBSD BOF (http://www.jp.freebsd.org /iw98/)


■ FreeBSD/Linux 合同懇親会

12/18の18:00より同じく京都国際会館にて「FreeBSD友の会」と「日本Linux ユーザ会」共同主催による『FreeBSD/Linux合同懇親会』を開催する予定で います。ふるってご参加ください。

懇親会の余興としてLinux/FreeBSD関係のグッズ等の抽選会なども行う予定 です。詳細はしばらくお待ち下さい。


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Linux Conference '98 Staff <IW98@linux.or.jp>.